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秀抜な仕組みによる人材育成、環境整備こそサービスの質を支える

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株式会社イノス・ジャポン 「素肌のクリニック キャロリーヌ」
代表取締役社長 井野 洋子 氏

 

 

サロンの成長を果たすにはスタッフの成長が欠かせない

 

1977年に立川でキャロリーヌ第一号店をオープンし、昨年40周年を迎えました。「本当の美しさは、体の内側からつくられる」という考え方に基づいた技術とサービスで、女性本来の美しさを呼び覚ますお手伝いをしています。そんなサロンのサービスにおいて、素材や機器以上に重要になるのがスタッフの質。「サロンの成長は、スタッフの成長なくしては果たせない」というのは、創業当初からの信念です。確かな技術さえ獲得すれば、エステティシャンは女性が60歳、70歳になっても働き続けることができる職業。優秀なエステティシャンを育成し、その実力を発揮し続けられる環境整えることこそ、弊社が創業以来、一番大切に取り組んできたことなのです。試行錯誤を経てたどり着いたのが、勤続20年を超えるベテランも珍しくないという現在の状況。長く携わってくれているスタッフとともに築きあげた仕組みは、弊社の宝です。

 

 

徹底した公平化と透明化で離職率低下、意欲も向上

 

今でこそ当たり前となりつつある、女性がライフステージに合わせて働ける人事体制もいち早く整備。1 9 90年には業界に先駆けて、産休、育休、時短の制度も導入し、離職率の低下と定着率の向上を実現しました。勤務の多様化により生まれるスタッフ間の不公平感は、柔軟な人事体制を導入する組織がいずれも直面する問題ですが、これには評価体系を徹底的に公平化、透明化することで対応。

弊社には明確な昇降格基準が設定されており、年に1、2回皮膚理論や解剖生理学などの筆記試験を行なっています。こうした試験で全スタッフを1~8級で評価し、役職に合わせたスキル級を設定して達成状況に応じた昇降格を実施しています。もちろん、給与体系もこれに合わせて透明化。各自の評価とフルタイム正社員、時短正社員(6・7h)、産休・育休社員、パートなどの働き方によって給与や賞与もクリアに設定することで、働き方が異なるスタッフ間に不満が生まれない環境をつくり上げました。がんばった人が正しく評価される仕組みは、 スタッフのモチベーションアップに効果があります。そして、その実践のためには、人事や評価の公平性、透明性が必要不可欠だというのが、長年の試行錯誤の末にたどり着いた結論です。

 

人材の育成と定着率の向上は、サロンの質を上げるために欠かせないこと。そこへの取り組みは、お客様の満足につながります。弊社では全社員を対象に年に一度の役員面談を実施しており、職務に関わる目標や職場環境への要望はもちろん、プライベートや人生設計をヒアリングしています。また、従業員満足度向上のために毎年アンケートを行なっており、スタッフの生の声を受け止めてシステム改善などに役立てています。確かな技術と女性が輝く環境を次世代に継承するため、本年もできることを模索し、よりよいものを追求したいと思います。

 

井野 洋子
株式会社イノス・ジャポン代表取締役社長。1977年東京都立川市に「立川ビューティールーム」としてオープン、規模拡大、サービス拡充とともに「素肌のクリニック キャロリーヌ」に改称して首都圏に7店舗を展開。顧客の要望に応える形で排泄理論、リンパ快源など独自の技術やオリジナル化粧品などを開発。老人ホーム慰問など社会貢献にも取り組む。

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