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人材定着のための必殺技、教えます

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今いる大切なスタッフとともにサロンをつくるために

 

エステティック通信「5月号」では、人材教育を特集しています。ともに目標に向かう大切なスタッフと、どのように付き合っていくか。制度の見直しから、面談の仕組み化など、人材定着へのアプローチを、株式会社 船井総合研究所でエステサロンのコンサルタントを担当する楠本 文哉さんにうかがいました。

 

 

楠本氏 「エステティシャン=一生の仕事・やりがい」としていくためにも、早いうちから自分が年齢を重ねた時にどうなりたいのか、エステティシャンとしての将来像をイメージさせる機会を設けたいもの。多くの人が掲げる「店長になりたい」という目標よりも先、10年後、20年後の姿を結婚や出産などのライフイベントも絡めてより具体的に考えるようにするといいですね。

また、一年に一度など期間を決めてシートの更新や面談などの機会を設け、オーナーと共有すると「一緒に夢の実現をめざす」という絆も生まれるはずです。今は、仕事よりも自分の時間やプライベートに重きを置く人が増え、ワーク・ライフ・バランスの維持が難しい業種や企業は敬遠されがちな傾向にあります。エステティシャンはお客様あっての仕事ですから、時にはプライベートに影響する場合もあります。その点からも就業時間や雇用形態を見直し、時短勤務やフレックス制を採用するなどフレキシブルな働き方ができる環境を整えることが急務になってくると思います。

 

◾採用難の問題をクリアし、新スタッフを迎え入れたサロンはどのようにして定着をめざせばよいのでしょうか。

 

Step1

エステティシャンとしての未来をイメージさせる

どのようなエステティシャン、また、人間になりたいのか具体性のある想像が重要。その想像をもとに、「日々の業務を自分のキャリアにつなげていく」という意識を持つ。

 

Step2

面談を通してお互いの変化やビジョンを共有

自分の店舗を出したい、生涯現役でいたい、など描く未来はさまざま。面談でそれらをシートに書き記したり、チェックをつけていくなどして可視化し、オーナーとスタッフで共有する。

 

Step3

多様性のある働き方が可能な職場へ

スタッフ個人のライフプランをかなえるためには、多様性のある働き方が可能な職場へと整えていく必要がある。働くペースや業務内容など、環境の整備は必須。

 

 

◾キャリアプランを共有して「夢に向かって一緒に取り組む」

 

 

たとえば、下記に紹介することを題材にして、目標や面談を行なうための「キャリアシート」を作成するのも有効です。

 

☆一流エステティシャンとしての目標

クレンジングをとことん上手になりたい。お店の誰よりも結果の出せるトリートメントをする。店販売上ナンバーワンをとる。 など

 

☆獲得するスキル

痩身機器の講習で技術を身につける。デコルテマッサージの施術を新たに覚える。カウンセリングを学び、ディプロマを取る。 など

 

☆将来の夢イベント

指名をいただくようになる。全店舗で売り上げナンバーワンをとる。自分のお店を出す。2店舗目をオープンする。 など

 

☆15年後を見据えたキャリアプラン

家を買う、子どもが小学校に入学する、などの私的なことをふまえたキャリアプランを考えることで、仕事におけるゴールも見えてくる。15年という長いスパンで、1年に一度でも自分を見直す機会を設けることで、自己の成長を実感することにもつながる。

 

縁あって一緒に働くことになったスタッフと夢を叶えたい。

それには、彼女たちのスキルアップと人生のプランを一緒に考えて、ともに成長していくことが一つの方法のようです。

エステティック通信「5月号」では、お話にも出た「ビジョンシート」も公開しています。ぜひ参考にしてください。

 

楠本さんのお話は、こちらにも!

新人との「考え方の違い」を埋めて育てる「教育」とは

 

お話をうかがった方

株式会社 船井総合研究所 楠本 文哉さん

船井総合研究所へ入社後、美容室・飲食業界のコンサルティングを経験後、現在はエステティックサロン業界のコンサルティングに携わる。もっとも得意とするテーマは、10万人商圏から100万人商圏まで、商圏ごとに最適なWEBを活用した集客提案。

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