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熊本地震を経験して vol.1

アナリストコラム -

今年4月、熊本地震があり、エステティックサロンにも多くの被害が出たことは、皆さんご存知だと思います。

弊社でも、メディアとして何かお力になれることはないかと、熊本でサロンを運営している、株式会社オージャス代表取締役 木原博之さんとお話をさせていただきました。木原さんより、「今回、お世話になった方々にお礼の気持ちをお伝えしたい」とのお声をいただき、地震が起きた日から、現在に至るまでのレポートをお寄せいただきましたので、全文をご紹介させていただきます。

【以下、木原さんの文章より】

東京出張中に地震発生!

2016年4月14日21時ごろ、私は東京でビューティビジネスコンプライアンス勉強会にて、日本を代表する美容・健康産業の皆様と、現状や今後の展望について熱く語り合っていた。

そんな中、21時半ごろだった。千葉県に住む両親からの電話で状況は一変することとなる。ただならぬ声で「ヒロ、大丈夫か?」と。
「ん?何が?今、東京出張中だよ。」「地震だよ!地震!熊本震度7だぞ!」ほろ酔い気分が一気に冷めた。すぐに妻に連絡をするが一向に繋がらない。50回はかけただろう。

やっと繋がり、妻の震える声を聞いた瞬間尋常ではない状況と察知できた。とりあえず家族もスタッフも全員無事。みんな避難できたようだった。
すぐに宿泊先に戻りテレビをつけると、そこには目や耳を疑うような地震情報が流れていた。涙がボロボロと止まらない。テレビから聞こえる余震情報の音が鳴るたびに胸に突き刺さるような恐怖心。こうしている間にも大切な人が想像もできない恐怖を味わっているのかと思うと、一睡も出来ずに朝を迎えた。

朝一で空港に向かい出発ロビーで待っていると、そこにはなんと自分の両親が大きな荷物を持って待っていた。「俺も行くぞ!」と父が言う。嬉しくもあったが同時に冷静な感情が、強い余震がある中に両親を連れていくわけにはいかないと止める。「その気持ちだけで充分嬉しいよ。」と伝えて別れた。

熊本到着、家族の安否は…

それから1時間半後、熊本空港に到着すると変わり果てたホームタウンを目の当たりにして現実の状況をやっと飲み込めた。

焦る気持ちを抑え車を走らせ、サロンで片付けをする家族の元へと急いだ。そして待ちに待った再会。家族に会った瞬間安心したと同時に怖い思いをさせてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

「パパ、会いたかったよ。」「パパも会いたかったよ。怖かったよな、ごめんな。」子供たちは怪我もなくいつもの笑顔のように見えたが、笑顔の奥に隠した心の叫び声が聞こえそうだった。家族を抱きしめたら「生きている」ということに感謝の気持ちが込み上げてきて自然と涙がこぼれ落ちる。

子供たちにこれ以上不安な思いはさせまいと涙は見せないようにするので必死だった。お客様への電話掛けを手伝いに来てくれたスタッフの顔を見て、本当に無事でいてくれて心からほっと出来た。生きていてくれてありがとう。

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