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資生堂:表皮幹細胞が肌のうるおいを左右することを発見

業界ニュース -

資生堂は、肌内部の表皮幹細胞の減少を抑えると表皮のヒアルロン酸量が増加するという「表皮幹細胞とヒアルロン酸の関係」を世界で初めて発見した(ヒアルロン酸は皮膚内に存在する代表的なうるおい成分で、ハリ・弾力の土台となるコラーゲンを良好な状態に保つ)。

【ヒアルロン酸と表皮幹細胞の関係について】
肌のうるおい成分である「ヒアルロン酸」は、ハリ・弾力の土台となるコラーゲンを良好な状態にする。また、表皮では、表皮細胞がヒアルロン酸を産生しており、加齢によってヒアルロン酸量が顕著に減少することが知られている。表皮をヒアルロン酸で満たすには、「ヒアルロン酸を生み出す技術」の確立が必要。

そこで資生堂は、表皮細胞を生み出し、肌の新陳代謝の源となる「表皮幹細胞」に着目し、表皮幹細胞が加齢により減少することを実証。さらに、表皮幹細胞とヒアルロン酸に関する研究を進めた結果、世界で初めて以下の発見した。

1.表皮幹細胞はヒアルロン酸を生み出す能力が高い(図1)
2.表皮幹細胞はヒアルロン酸を表皮に留めさせる能力が高い(図2)
3.通常は紫外線や加齢などにより基底膜が分解されていくが、基底膜の分解を抑えると表皮幹
細胞の減少を抑制できる(図3)
4.基底膜の分解を抑えると、表皮のヒアルロン酸量が増加する(図4)

以上の結果より、基底膜の分解を抑制することで、表皮幹細胞の減少を抑制(維持)できることを明らかにした。さらに、表皮幹細胞を維持させることで、表皮中のヒアルロン酸を増加させることを世界で初めて実証した。(図5)

同研究成果については、2015年6月 24~27 日にスウェーデンのストックホルムで開催された国際幹細胞学会(ISSCR※4)で発表。

同社は、対応成分と今後の開発について、表皮幹細胞の減少を抑制するために、基底膜の分解を抑制する2つの成分で対応することとしている。これまでの資生堂の研究知見を活かし、基底膜を分解する酵素のヘパラナーゼとゼラチナーゼの働きを抑える効果が高い「ムクロジエキス」、「ウコンエキス」を採用。
今後は、昨年発見したボリューム型コラーゲンを生み出す「真皮幹細胞への対応」と、今回のヒアルロン酸を生み出す「表皮幹細胞への対応」を合わせた「W幹細胞対応」技術を確立し、今秋発売予定のスキンケア化粧品に応用すべく開発を進めていく。

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●関連サイト 資生堂グループ企業情報サイト

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